5/19

忠臣蔵書いちゃいましょうか。

エピソードを続けて書いていきたいと思います。

 

 ・心中したり、他の理由で脱盟するもの増える

 ・江戸組から大石への意思確認

 ・浅野家再興消える

 ・神文返し

 ・大石東下り

 ・垣見五郎兵衛 or 立花左近本人と鉢合わせ

 ・吉良家見取り図入手

 ・吉良家のぞき見で袋叩き

 ・茶会の日取りを探る

 ・最初の討ち入り12/5計画

 ・延期12/14討ち入り

 ・明日を待たるる、その宝船の短歌

 ・瑤泉院に討ち入りを伝えに行くが、間者の存在に気づき嘘をつく

 ・討ち入り前日に一部メンバ脱落(理由色々)

 ・赤垣源蔵、兄の羽織と酒を飲む

 ・討ち入り

 ・陣太鼓鳴らす

 ・ろうそくをかける

 ・隣家土屋家から行燈が出される

 ・清水一学

 ・凱旋、その後

 

神文返しは、大石が今一度同士達の気持ちを再確認するために、

血判を返してその反応を見るというもの、これにより人数がかなり

少なくなったんですよね。

そして東下りからの垣見五郎兵衛、このエピソードは自分の中でもベスト3に入る

ため、これがない忠臣蔵は自然と自分内順位が下がります。

吉良家の見取り図、大体は吉良家を修繕した大工の娘からが多いですが、

そうでないものもあったりしますね。

茶会の日取り、最初5で延期で14のもの、最初から14としているもの、

作品によってわれます。

瑤泉院に討ち入りを伝えに行くが、間者の存在に気づき嘘をつくシーン、

これも自分の中ではベスト3に入るかなというシーン。

このシーンは有名すぎて、ほとんどの忠臣蔵に入ってます。

だからこそないやつは、なんじゃとぉぉおおとなる。

赤垣源蔵の酒を飲むシーン、地味に好きな場面であり、ほとんどの忠臣蔵

これはありましたね。

陣太鼓、個人的に討ち入りの時にこれを鳴らさないのは忠臣蔵じゃないっ。

太鼓を鳴らす大石は様になるんですよね。

隣家の土屋家に野党ではなく仇討ちとして推参したことを告げると、

アウェイで暗くてはやりにくいだろうと行燈を掲げてくれるシーン、これも好き。

清水一学、この人もまた作品によってかなり描写が変わる。

ぶっちゃけ清水一学という名前すらでてこないものもある

(討ち入り時にらしい人物はでてくるが)

また、作品によってはいい奴だったりもするんですよね。

立場が違えば、私がおぬしたちになっていたかもしれんと言って

助けてくれるシーンはいいですよね。

個人的にもう一つ、どうやって清水一学に止めを刺すかもポイントが高いです。

ラスト、ここがまた忠臣蔵作品でバラバラなんですね。

凱旋シーンで終わってしまうもの、泉岳寺で終わるもの、

最後の切腹まで描写してくれるもの、様々です。

個人的には、大石の辞世の句を出して切腹で終わる所までやってほしい。

とまあ、多少長々と書きましたが、おそらく忠臣蔵通の人に言わせれば

まだまだ書き足りない、こんないいエピソードがあると言われるでしょう。

で、自分の中で忠臣蔵の評価はどこにあるかというと

 1:個人的にこれは入れてほしいというエピソードがある

 2:キャスト

 3:演出

 4:尺の長さ(見やすさ)

この順番ですね。

そういう意味では、1991年、1996年、2003年、2004年にやった忠臣蔵は、

全て吉田求脚本のもので、1991年は見てないですが大きな違いは少なかったですね。

それでもエピソードあるなしの差はあるんですが、吉田求脚本忠臣蔵

欲しいエピソードが入ってくれている印象が強かった、

なので自分の中では上の方ですが、その中で一番はやはり1996年だった。

1996、2003、3004、微妙にエピソードあるなしの差がある。

確か2003か2004は垣見五郎兵衛がない、なので自分の中では一番になってない。

後、2003、2004には逆になくてよかったエピソード、お信の存在がある。

これが1996にはないんですね、後はキャストと清水一学への止めのシーンかな。

このお信というのは、忠臣蔵の中でもかなり不幸な女、

忠臣蔵の登場人物に振り回され続け、結局不幸になる女の話でして。

安兵衛の昔の女なんですが、安兵衛が養子になったことで別れて、

その後病気になり、安兵衛の友の一学がお信の世話をする。

一学はこのお信が好きなんですが、一方で一学はお信はずっと

安兵衛が好きと思っているんですね。

で、物語後半でお信が、自分の心にもう安兵衛はいない、

一学が好きと告げるんですね。

それからほどなく討ち入り、昔の男安兵衛に一学は倒され、その安兵衛も切腹

お信のラストシーンは、赤穂浪士が凱旋で街を歩く中、討ち入りの事も、

一学のことも知らずに、一学の帰りを待つというシーンで終わりです。

ひどくないですかこれ、ハッピーなことがまるでない。

忠臣蔵という華々しい逆襲撃の中で、こんな不幸になった女もいるんやぞ、

と言いたいのはわかるけども、正直自分はこれいらないなあと思った。

なので、お信がいる2003年、2004年忠臣蔵よりもお信なしの1996年忠臣蔵

よかったんですよね。

さらに言えば、大石役が北大路、垣見五郎兵衛役に藤田まこと

天野屋利兵衛役に丹波哲郎吉田忠左衛門役に神山繁あたりがいいっ。

丹波哲郎忠臣蔵に数多く出演していて、基本敵側が多いんですよね。

1985では色部役、1971の大忠臣蔵でも千坂役だったかな?

このいい味を出す敵役が、1996ではなんと味方で出てくるのが個人的に熱い。

そして、一学への止めのシーン。

一学からの剣撃を、背中を向けた状態で頭上で刀の腹で防ぎ、

そこから左手で脇差を抜いて後ろにいる一学に突き刺すシーン。

知る限り1996と2003か2004のどちらかでしか見たことがない。

というか1996が最初で、2003か2004はそれに倣ったのではないかと。

この倒し方は熱かった、2番目に好きな1985忠臣蔵は、

正直一学への止めの刺し方はそんなにかっこよくないので。

全体的にいい内容の古田求脚本忠臣蔵の中で、上記理由から1996忠臣蔵が1位。

もう一つ上げるなら、許容できる長さであること、かな。

大河ドラマは長すぎる、映画一本は短すぎる、1996くらいはダレルことなく

自分が見れるちょうどいい尺だからです。

最後にもう一個あげるとしたら、ラスト切腹シーンで最初に大石が呼ばれたとき、

片岡源五右衛門が「太夫、我々も、追っつけ参ります」というところ。

大石が呼ばれて、誰かが似たような事をいうのは他にもあるんですが。

このセリフ回しが好きでして。

1985が2位なのは、やはり上げた好きなエピソードが多く入っていること。

キャスト、大石役に里見浩太朗、毛利小平太役に西郷輝彦、色部又四郎役に丹波哲郎

堀部弥兵衛役に加藤嘉堀部安兵衛役に勝野洋、吉良役に森繁久彌

土屋主税に伊吹吾朗あたりっ。

そして見やすい尺の短さ、映画一本は短すぎてエピソードが入れきれない。

ギリギリ入れられて、軽く見たい時見やすい映画二本分の長さがいい。

後は思い出補正入ってるかもだけど。

個々のエピソードのよさまであげると、まだまだ書けるんですが、

このあたりにしておきますかね。

見てから少し時間が経ってしまい、見てた時の熱が少し引いているというか、

FF14やりだしてそっちで書く事あるせいか、リアルタイムで書いてたら

もっと長々と書けてた気がする。

人生80年とすると半分行きましたが、この機会に色々な忠臣蔵を見るぞっ、

と思い立って、実行できたのはよかったなあと思います。

実は、忠臣蔵好きだけど泉岳寺行ったことなくて、今度行ってみようかなと思いました。

あ、でも、忠臣蔵好きなエピソードベスト3くらいは、もう少し書きたいかも。