鈴木先生

11巻読み終わりました、いやー面白かったですね。
元々古本屋でなんとなく見つけた衝動買いだったんですが、自分教師物って好きなので。
でも、この鈴木先生は過去に見たどんな先生像とも違う先生でした。
熱血というわけでもなく、冷静沈着というわけでもなく。
この歳ならそれくらい、と思う事なのにはっとさせられる事も多くて、中学生ができてない事だけど、自分もできているか? と自分を見つめなおしてしまうような。
経験率、思考のアップデート、普通同士で起こるいさかいの話、特に個人的には鈴木裁判がよかったです。
で、これだけできて完璧超人かと思わせておいて、そうでもない面をさらけ出すところがまたいいというか。
こんな先生が中学や高校の時にいたら、もう少し違った自分になってたかもなあと思いつつ、今からでも自分を変える事もできるかなあと。
普通同士で起こるいさかいの話なんかは、最近実体験で思った事だったので特に。
ものすごく簡単に言えば、大人になれよって言葉と一緒なんですけどね、そこにはもう少し思いやりを持てや泥をかぶれや、色々な意味合いがあると思いますが。
人間だから中々難しい、でも少しがんばってそれを目指してみるのもありかなあと思わせるくらいの感じがよかった、なれよではなくてなったら得かもな、くらいの感じが。