見終わりました、面白かった、特に最終回はよかったです。
OPのバンクといわれればそれまでですが、二人の歌をバックに突っ込むアルト君、ラストを決めるのはミシェルの遺品のスナイパーライフル。
最終的に、敵であったヴァジュラもこちらについてラスボスを倒すという展開は、マクロスやマクロス7を彷彿とさせるものがあります。
また、マクロスプラスからはゴーストシリーズの登場、敵戦艦に向けてのマクロスアタック(旧ダイダロスアタック)、エース機がつっこみボスにトドメをさす演出も
初代マクロスでもありましたね、あの時は反応弾だった気がするけど。
最終回手前でネタにされる柿崎テラワロスw。
そして、今更気づいたんですが、シェリルはマクロスゼロのマオ・ノームの孫ですよね、つかヴァジュラ近辺はゼロとも関係が深い。
最後のオーナーがミンメイの写真を見ていた部分で、オーナーが本当にやりたかった事の真意もわかりました。
マクロスシリーズを追っかけてる人、前から見てる人は知っていると思いますが、初代マクロスの輝、未沙、ミンメイは初代マクロスの話が終わった後、
移民船団メガロード-01で、銀河中心部に向けて旅立ったとされています。
しかし、その後銀河の中心部にて、ミンメイからの「メガロードは未知の宇宙へと旅立ちます」という内容のメッセージを残しメガロード船団は消息を絶ってしまっている設定。
オーナーがやろうとしていた事は、全銀河級のネットワークを作る事で、彼女達の消息を掴もうとしていたと考えて間違いないかと。
一癖あるとは思ってましたが、最後の最後で見せてくれたなという感じでした。
今回は過去作にはない、二人の歌姫の対決とかが面白かったですね。
最初絶好超シェリル→ランカが登ってくる→グレイスに病気の事を告げられ落ちるシェリル→さらに登るランカ→ヴァジュラ側へ向かうランカで落ちる→ここでシェリル浮上。
二人の浮き沈みも上手い具合にやってるなあと、そして罪な男アルト君ですか。
でも、22話はキスだけだったらしいですね、どっかで監督が言ってたそうな。
まあ、確かにあのままHしちゃってたらアルト君にも感染しちゃうもんな、正直あのシーンが出てきた所でアル×シェリ確定と思ってたんですが、キスだけならまあ。
描写的にシェリルの病気もなくなったと見て良いみたいだし。
ミシェルの死について、誰得の死なんて言われてたりもしますね。
個人的にはですが、あそこはアルトが最後にどちらかを選ぶ前提なら意味があった気がするんですよ。
「人を愛するのは命がけ」、結局素直になるのがお互い遅すぎたせいで、クランとミシェルは悲しい結末だったわけで。
ミシェル自身が、自分はパイロットだから、いつ死んでもおかしくないから付き合うにしても本気にはなれないと言ってましたが、
死ぬ直前ではむしろ、そういう態度でいたことで逃してしまった事があるというのを身体をはって教えてくれたわけで。
色々と理由つけて二人の間をフラフラしていたら、その内アルトも同じような事になるかもしれない、気持ちが決まっているなら早く選んで伝えろと。
それを体を張って教えてくれたと思ったんですよね。
所が、「二人は俺の翼だ」発言で、自分の中ではこのエピソードが残念な感じになりました、明確に死んだ描写が出てる人が少ない分、目立つんですよね。
後は、最後に遺品のスナイパーでトドメを刺させたかったからという理由だとしたら、浮かばれませんなあ。
多少の修正と2の黒歴史化があるにしても、基本的に全て繋がっているという部分で、過去作の名場面やオマージュを出してくれている事、それ抜きでもマクロスF単品で面白かったです。
放映当時見ておけばよかったかなーと思いました、残念残念。
それにしても、シェリルいいよシェリル。
