Nain Zeeny コラボ商品返金について

検索等で、Zeeny(株式会社ネイン)のコラボ商品の返金について調べてる人

がいたら多少の助けになるように、ここに書いておこうかなと思います。

 

結論から言うと、2024/4/30にコラボ商品の代金が返金されました。

ただ、返金されるまで結構手間がかかりました。

以下ポイント。

 

 ・返金してもらうまでに色々な出費があり、実質赤字

 ・色々調べたり、最終的に少額訴訟の裁判までやったので時間も手間もかかった

 ・少なくとも自分のケースでは、返金してもらうならある程度覚悟がいるかも

 

ネットで調べると

 

 ・消費者センターに相談し、その事を問い合わせで伝えたらすぐ返金の返信がきた

 ・消費者センターの人にNainに電話してもらったら返金の返信がきた

 ・簡易書留の書面を送ったら、返金の返信がきた

 

とありました。

実際自分も、

Zeenyイヤホン返金までの流れ|みつぐ

この方の記事を見つけて、これくらいで返金してもらえるならと思い試してみた

のですが、結局そう簡単には行きませんでした。

理由としては

 

 ・消費者センターに相談したが、結局最後は警察か弁護士に相談してとなった

  (個人レベルの相談で消費者センターの方ができることは多くない)

 ・Nainの電話は現状(2024年1月時点)繋がらない

 ・簡易書留を送っても無視

 

これは推測ですが、おそらく返金の問い合わせが向こうの想像以上に多かった事で、

対応を変えたのではないかと思っています。

自分が返金について動き出したのが2023年10月で、約半年かかりました。

もちろん、調べたりしながらだったこと等もあり、急げばもっと早くできるとは

思いますが、少なくともこの時期より後に返金してもらおうとすると、自分と同じ

ケースになる可能性が高いです。

上にも書きましたが、最終的には少額訴訟という小さな裁判まで行いました。

少額訴訟についてはネットでも調べれば記事がごろごろ出てきますが、

それをやってでもお金を取り返したいかどうかです。

自分は、お金を返して欲しい以上に、対応自体にむかついたから多少採算無視で

行動したことと、社会勉強として一度少額訴訟というのをやってみようかなと

思ったためです。

やった上で後悔はしていませんが、手間はかかったなと思っています。

もう一点、仮に少額訴訟が増えた結果Nain側が少額訴訟で負けてもばっくれる

可能性が出てきます。

少額訴訟で勝った後、相手がばっくれた場合は向こうの口座情報等を自分で調査して、

差し押さえの手続きが必要になります。

おそらくですが、この口座情報を調べる等をやり始めるとさらに時間とお金が

かかるので、赤字が増える可能性が高いです。

では、時系列で自分がやったことと、かかったお金を書いておきます。

 

 2023年10月、X上でNainから購入した商品が部品の調達ができないので予定どおり

       発送できない、いつ発送できるかわからない、もし、キャンセルしたい

       なら問い合わせに連絡をという書き込みがされる

 

 2023年11月~12月、Nainの問い合わせフォームで問い合わせるも無視、消費者

           センターに相談し、最終的に計4回問い合わせるも無視

           上にあげたみつぐさんの記事を参考に簡易書留を送るも無視

 

 2024年1月、Nainの電話番号に電話してみるも通じず、再度消費者センターに

         経緯を相談するも、警察か少額訴訟等をしてみてはと言われる

         内容証明郵便を書いてもらおうと、代行に相談電話をしたところ、

        結構お金がかかるしばっくれ可能、正直その商品額では取り返そう

        とがんばっても赤字になるよと厳しめに言われてしまう

        ここで、少額訴訟を調べ始める

 

 2024年3月、簡易裁判所へいって少額訴訟の手続きをする

 2024年4月、簡易裁判所で裁判、和解

        振り込みで返金

 

かかったお金で返ってこなかったもの

 ・簡易書留代金(1000円以内)

 ・少額訴訟に向けての資料印刷、コピー代(1000円以内)

 ・裁判所への交通費(車だったのでガソリン代)

 ・裁判関連の書面を送付するのに必要な印紙代一部(3000円くらい)

 

返ってきたお金

 ・商品代金、送料(19960円)

 ・裁判費用1000円

 ・印紙代一部(4000円くらい)

 

返金についてですが、裁判にかかった費用で交通費等も請求可能と書かれた

サイトもありました、自分はここら辺多少面倒くさくなってしまって、一番

かかっていた印紙代と裁判費用だけでも相手にだしてもらうようにしました。

多少そこらへんで裁判で揉めましたが。

 

次に少額訴訟をする上での注意点

 ・ほとんどのサイトに、相手の所在地の簡易裁判所で手続きをする必要あり

  と書かれているが、売買代金返還の場合は自分の所在地の簡易裁判所でいい

 ・訴状、証拠書面は最終的に3部ずつ(自分、相手、裁判所)必要になる

 ・訴状は事前にワードで作成していくと楽、見本はネットを探すと出てくる

 ・弁護士を雇うと超赤字なので雇わない、というか少額訴訟にはいらない

 ・裁判では、裁判所側はかなり和解の方向で持っていこうと話をしてくるが

  言うべきことはちゃんと伝える(起訴費用を相手に出してもらう事、どこまで

  だしてもらうか等)、裁判所側が和解でいいですか? と聞いてきてはい、はい

  と言っていると、商品代金と送料しか返ってこない(この場合おそらく8000円

  くらい赤字になる)

 ・少額訴訟で勝訴したとしても、必ず相手がお金を返してくれる保障はない

 ・相手が法人なので、少額訴訟をする際に商業(法人)登記簿謄本(資格証明)

  を用意する必要あり

 

自分でも少額訴訟は色々調べてみて、サイトによって書いてある事が違ったりが

多かったです(特に相手の所在地の簡易裁判所でないとダメってやつ)

これを読んで、それでもお金を返してもらいたいと思った方はがんばってください。

また、自分は正直あまり役に立ちませんでしたが、消費者センターへの相談は

数が増えれば直接Nainへの問い合わせや警告等に発展すると思うので、やっておく

といいのかなと思いました。

最期に、参考にしたサイトのリンクを以下に。

 

少額訴訟に必要な書面について

https://www.courts.go.jp/chiba/vc-files/chiba/file/kansai1-3.pdf

 

商業登記簿謄本を取得する

登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと

 

相手に何の費用が請求できそうか

https://vs-group.jp/costs-seikyu/

少額訴訟をした人の体験

ヤフオクトラブル ! 返金請求から少額訴訟まで (´-3-`) その① 商品の不具合発覚! | さとちんのブログ

訴状の見本

少額訴訟の訴状の書き方はどうすればいい?記載内容やポイントをご紹介|ベンナビ債権回収(旧:債権回収弁護士ナビ)