あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない その3

とりあえずよかったなあという感想、この話でマイナスになったという事はなかったですね。
今回ネットで騒がれたのは、最後のめんまの筆談ですね、正直突っ込まれてもしょうがない面もあるとは思うんですが。
大体が「今更かよ、もっと早くやれ」とか「できたなら今までなんでやらないの」とかですが。
そういう意見の人に逆に聞いてみたいのが、「できる事をなんで今までやろうとしなかったんだと思います?」って話。
ちなみに見てる人は全員わかってると思いますが、めんまが物理干渉できるってのは散々そういう描写ありましたよね。
犬とか父親に見られてるし、ライト動かしたり、そもそも物食べてるし。
筆談できるか、はともかく物理干渉できるんだから伝えようはあったんじゃないかと。
もう一つは、めんまが最初の方ではみんなに気づいて欲しいって言ってたからなんでしょうけど。
自分の中では、めんまが今回動いたのは、決心がついたからだろうと思ってます。
何のっていうのは、自分のわからない願いをかなえようって事。
え? そもそもそれは最初から言ってたじゃんと言う人もいそうですけど、ここ数回の描写を見てると、めんまは今の状態でもいい、
無理して願いをかなえて消えてしまわないでも、じんたんにしか見えなくても、バラバラだったみんながちょろちょろ集まって楽しそうにして、
そこに自分もいる今の環境でいいかなと思ってたように感じる。
だから、そもそも自分自身が願いの内容をわからないというのもあるけど、積極的に、急いで願い叶えなくてもいいんじゃないかなと思ってたんじゃないかなと。
んで、みんなに自分の存在を知らせるってのは、その積極的に願いを叶えるための行動だと思うんですよ。
なんだかんだで見えてないみんなは、協力こそしてたけど100%信じてなかったわけで、だから願いを叶えるって目的にも、全員本気で協力してなかった。
本当にじんたんに見えてる見えてないは別にしても、がんばってるなら協力してあげたいって気持ちとか、めんまへの負い目みたいなのもあって、手は貸してたけどって感じ。
それが、もし全員がめんまの存在をわかれば、全員が本気で願いを叶えてやろうって動き出して、願いを叶えるって事は、めんまが消えてしまうわけで。
だから、最初はみんなにも認識して欲しいって言ってたけど、今は現状維持でいいかなって思ってたんじゃないかなあ。
でも、泣き出したじんたんを見て、これじゃいけないって決心がついたから、みんなに自分の事をわからせようって決めたんだと思いました。
これについても、じんたん以外を電話で秘密基地に呼び出すというのが、過去のあの日と一緒だったり、母親が「あの娘の時間は日記と一緒で、あの頃に止まった、もう動かない」
ってのに対して、日記の新しいページにメッセージを書くことで、止まってない、なのかまた動き出したんだという意味の演出だったり。
後はまあ、これからの展開次第なんであれですが、溜めがあるからいいってありませんか?
ギャルゲーとかでもそうだけど、始まって1時間くらいで二人がくっついちゃったら、なんかなあって思いません?
くっつくまでの過程、溜めの時間てある程度必要だと思うんですよね、恋愛とかそういうのに限らず、物語作るうえでっていうか。
今回の話で、よかったねって言ってる人達も、そういう溜めの期間があってのこの話だからよかったんじゃないかと思うんですよ。
筆談できるならさっさとしろで、みんなにすぐ知らせてたら、今回の話のような気持ちは伝えられないんじゃあにかなあ。
ただ、これについては残りの話数の展開次第ですが、溜めを多くしたら入りきらないのでまきましたとかは駄目駄目ですけど。
今回の話は、めんまを含めたバスターズ全員が動き出す2回目のスタートのように感じました、シュタゲは原作を知っていて、かつ原作を好きだから、
これから先も面白くなるのわかってるのであれですが、シュタゲ抜きなら、自分の中では今期一番はあの花で決定かなという感じ。