未来ノスタルジア オワタルジア

ネタバレありよ



杏奈シナリオクリアしました、杏奈かわいいよ杏奈。
最終的には


杏奈>>>伊織=未来詩>ノノ>かなた>ハル=雫>ヒナ>詩


やっぱりこのゲームは杏奈のためのゲームでした。
システム面は前にも書いたとおり、これはいらないだろってくらい細かく設定できるコンフィグはよかったです。
特に中断機能は嬉しかったですね、中断を選択すると即ゲーム終了して、次回ゲーム再開時は勝手にロードしてその場面から始まってくれるというもの。
タイトル→ロード→セーブデータ選ぶという手間が省けるのは地味に嬉しかったです。
ユースティアにもコンテニューという形で近いものがありましたが、タイトル→コンテニューと一手間あるので。
後は、次の選択肢へすっ飛ぶがあったのも地味に嬉しかったですね。
バックログで過去の声を再生するがないのは少し残念、その代わりログの箇所へジャンプできる機能があったのでまあよしかな。
杏奈シナリオですが個人的にとてもよかったです、杏奈が陽一からもらった記憶を陽一に返す所で、未来編を見る事ができます。
やはり正史は伊織ルートでした、陽一は伊織との件があった後町を出て行き、どうやら西の方で杏奈を見つけて、彼女と共に5年後に町に戻ってきたということです。
そこで詩と再会し、陽一と詩で杏奈を育てていくというお話。
杏奈ルートは杏奈の気持ちはもちろん、詩やハルさんのその後の話も出てきて、伊織の事件の悲しさとか、当時自分の思いを言えなかった詩の後悔とか、色々なものが含まれてます。
杏奈が未来から来たのは、


1:陽一の死の回避
2:陽一と詩が幸せになる世界
3:陽一と自分が幸せになる世界


基本的には1のためですが心の中では2を願っていたのかもしれません。
3は、実際に若い頃の陽一やみんなと同じ時間を過ごす事で、一度あきらめていた思いがまた生まれてしまったということなんだと思います。
ただ、実をいうと陽一と杏奈が出会うには伊織事件の失敗を経て陽一が町を出て行かないといけないんですよね。
杏奈ルートで杏奈が伊織に謝るシーンがありますが、あの事故があったから陽一に会えた、だから伊織には感謝しなきゃいけない。
でもあの事故で陽一が死ぬきっかけを作った、だから許せない。
もし未来を変えれば、陽一が助かると同時に陽一と自分との出会いそのものも消えてしまう、そこまでわかっての過去改変だったんだなって所で、より杏奈の思いの強さを感じました。
杏奈ルートでは、杏奈は結局未来に戻らず、無理に現代に留まるために力を使った事で消滅してしまいます。
が、消滅する寸前に現代の小さい杏奈の所に行って、今の自分の記憶と思いを彼女に渡すんですね。
んでまあ、10年後くらいなのかな、陽一の前に大きくなった杏奈がやってくるというエンド。
伊織ルートは1、詩ルートは1と2、杏奈ルートは1と3が叶っている、2と3は恋愛関連の排他なのでしょうがないですし。
別に杏奈は伊織が嫌いというわけではなく、未来でも陽一から伊織がどれだけ特別な存在か聞かされてたみたいだし、そこら辺も複雑だったんだと思います。
陽一と詩にくっついて欲しいけど、伊織の事件さえどうにかできれば伊織とくっついても陽一は幸せになれるし。
ほんとこの子は、他ルートにおいては陽一の事しか考えてない、自分の事なんておいといてしまってる。
そういう各ルートの溜めがあったから、最後は自分のために行動しちゃうのも、全然許せてしまうというか。
全部終わってみると、陽一も少し頼りない所はあるけどかっこ悪いという印象は消えました。
でも、そんな彼が育てた杏奈が立派過ぎてねw、正直杏奈がかわいいで章、かっこいいで章等色々総なめにしちゃってる感。
元々タイムトラベル物が好きというのがありますが、それ抜きでも杏奈はかなり好きなヒロインです。
ストーリーについてですが、世界設定や世界観というものまで含めると、ユースティアの方が好き。
また、時間移動うんぬんとか抜きにして能力部分だけ見ると、はカミカゼの方が好きかも。
それでも、杏奈ルートだけ抜き取るならここ最近では一番好きです、プレイしてほんとよかった。
まあ、絵が好きというのもかなり大きいファクターになってるんですが、克おっぱい最高だね。