シュタインズゲート 最終回

トゥルーENDクリアしましたー。
まずくりすEND、こっちは結局まゆりENDと結末は同じなんですが、オカリンはくりすが好きというルート。
ま、なんだかんだでくりすもツンデレなんですよね、かわいいよね、くっ、そんな餌では釣られないぞ。
そして最後のトゥルーENDルート。
10章終わりまではくりすENDと同じ、そして流れるスタッフロールで、「え、俺どっか間違えたの?」
そしてスタッフロールの途中で鳴り始めるダルの電話、そこにかけてきたのはβ世界線の未来からきた鈴羽。
ここの11章の入り方いいなあと思いました、そして完成したタイムマシンでやってきた鈴羽。
こっちの鈴羽もかわいい、つかOPにあるんですよねこの鈴羽が手を出しているシーンが、予想してましたがやはりトゥルーENDか。
後は気になっていた伏線の回収、ゲーム開始すぐに中鉢の発表会の直前でみた屋上のタイムマシン、これが今から向かうタイムマシンだと。
ここでいいタイミングで流れるスカイクラッドの観測者、わかってるねえ。
と、ここまで持ち上げに持ち上げて過去にいくんですが、ここでまたやられた。
中鉢はくりすの父親で中鉢に殺される、そう思って助けようとしたオカリンは自らの手でくりすを殺してしまう。
ここまで上げに上げたテンションがズドーンと落とされる、いやまあオカリンが隠れてたあたりから予想はしてましたが。
でも、これこそ、このオカリンがくりすを殺してしまう失敗こそが布石、その後送られてくる未来の自分からのDメール。
15年後の、くりすを殺し、その事を悔やみ続け、くりすを助けようと生き続けた15年後のオカリンからの連絡。
くりすを自分で殺してしまったからこそ成し遂げる事ができた未来、そして未来のオカリンからの助言。
再度、クリスを助けるための準備を終えて過去へ、ここは見ててこっちまで痛くなってしまいました、オカリンあんたすげーよほんと。
世界を騙し、過去の自分を騙し、くりすの死と第三次世界大戦を回避した、αでもβでもない、シュタインズゲートにたどり着いてのED。
鈴羽は未来からタイムトラベルしてくることもなく、フェイリスはお父さんこそ死んでしまっていますが、雷ネットの大会に参加するようになり、
ルカ子は男のままですがラボメンになり、FB、綯、萌郁はIBM5100を見つけることもなく、死ぬ事もなく。
まゆりとダルもそこにいて、くりすも生きている、オカリンが望んだ世界。
くりすは皆の事は覚えておらず、最後に秋葉でオカリンと会うんですが、この時別世界線の記憶を覚えているような事を言うんですよね。
思い出さなくても、これから同じようにうまくやっていけるとは思うんですが。
結局はメインヒロインはくりすかとw、わかってたけどー。
さて、トゥルーEDまで見終えたわけですが、全体の感想を。
まず、ネットで結構持ち上げられており信者さん達もいるようですが、個人的にはそこまで持ち上げられるものではないと思いました。
ただ、ライトSFやタイムトラベル等が好きで、主人公に抵抗がない人はかなり楽しめるのではないかと思います。
個人的には買ってよかったと思いました、ストーリーもそうなんですが、それ以上にこういった読み物系の新しいゲームシステムというか仕掛けがあったので。
前にも書きましたが、ただ読んでいくのみのものから、プレイヤーに対して能動的に動くようにな仕掛け、これはよかったです。
フォーントリガーだけでも分岐し、そしてトゥルーにはメールの返信のフラグを全て立てる必要がある。
鈴羽やフェイリス、ルカ子はメールの返信内容は関係ないし、メランコリィを取らないのならまゆりもそう。
Dメールの送信有無やタイムリープの分岐に加えて、メール返信のフラグ分岐で分かれるストーリーは面白かったです。
一応どのEDも女の子の誰かとくっつくような描写があるため、ギャルゲーと言われるとそうかもしれませんが、普通のギャルゲーと比べると恋愛の課程描写はあまりないです。
鈴羽はそもそも好き嫌いの関係かもあれだし、フェイリスは戻ったらすでに恋人でしただし、ルカ子もルカ子→オカリンはあるものの。
まゆりも最後に付き合い始めたとは言うんですけどね。
くりすですら意外と唐突な感じがしなくもない(ループ分の世界全て含めれば、一番好きになる過程があったかも)。
だから、ギャルゲー、恋愛要素面を期待しているなら微妙だと思います。
あくまでタイムトラベルというテーマを軸に、オカリンと共に誰も犠牲にしないための世界を目指すという話。
システム面は読み物系の欲しい機能は一通りあり、セーブ個数も豊富、クイックセーブによるセーブ忘れも防止できる。
当たり前ですが2周目以降はスキップがフォーントリガーフラグ部分で自動的に止まるようになっている。
セーブは時刻が表示されているのでいいかなと思いつつ、最新セーブデータにはNEW等の記載があればなおよかったかなと思いました。
カオスヘッドがこれと似た感じということで、そっちもやってみたい思いもありますが、時間できたら。
好きになる人はすごい好きになるし、そうじゃない人は惹かれない極端なゲームかもしれません。
総プレイ時間は25時間とそこまで長くないですし、これくらいのボリュームでいいかなと思いました。
箱○持っててちょっと変わった読み物系をやってみたい、SF系の話が好きで、オカリンに抵抗がなければやってみるといいのではないかと。
オカリンも最初から全力で飛ばしてくるんで、そこで駄目出ししちゃう人もいるかもですが、通してみるとかっこいい主人公でした。
ただ、このゲームを終えてなお気になる点がいくつか。
1つ、オカリンのリーディングシュタイナー。
結局、トゥルーの最後でリーディングシュタイナーは誰もが持つ能力といっていますし、そういう描写が他のルートでもあります。
それでも、ここまでしっかりと記憶を全部止めているのはオカリンのみ。
これも、途中でまゆりからオカリンは小さい頃すごい高熱にかかっていた時期があったとかいうんですが、結局そこらへんの掘り下げた描写がない。
2つ、α世界線ではなんでまゆりが世界に殺されるのか。
これについては、特に理由ないよと言われればそれまでなんですがね。
3つ、ラボからSERNにひかれている専用回線。
α世界線での話しですが、これは結局なんだったのか、FBがやったものなのか、鈴羽がやったものなのか。
これらについては特に説明なかったかなーと、なくてもいいもんなのかもしれませんが。
まゆりの死とかは実はすごい裏があると踏んでたので少し拍子抜けだったですね。