ミリオンライブ劇場上映第3幕感想

大変お待たせしました、もうTV放映4話まで始まってますね。

諸事情で、これから日記の更新はあがるかもしれませんが。

とりあえず、ミリアニの映画、計25回見てきました。

おそらく1幕9回、2幕6回、3幕10回。

3幕まじで良かったです、9~12話全てがいい、無駄がない。

特に、9話は自分がミリアニのアニメで見たかった内容なので本当に嬉しかった。

一番好きな回と言いたいところだが、12話がひけを取らない素晴らしい出来で、

2014年にアニマス映画の最後のライブシーンで感動したんですが、ミリアニ12話の

ライブシーンはここ最近のアニメのライブシーンの中で最高、というかしばらく

これを超えるものないんじゃね? と個人的に思いました。

12話のために3Dにしました、と言われたら綿田様、白組様ありがとうと言いたい。

9話はいちぽむ+かおつむの5人がAS組のバックダンサーをやる回。

AS組と自分達との差を感じつつ、いちぽむ3人がそれぞれの信号機先輩と話をして、

かおつむも伊織、真、雪歩と話して落ち込んでいた状態から脱する回。

タイトルのもう一つのバトンというのがいい、ミリオンシアター組のバトンと別に

ASからミリオン組後輩へのバトンを繋げる、個人的にとても大事な回。

また、今までそこまで焦点の当たっていなかった翼に取って大事な回。

伊織、真、雪歩のやり取りで、雪歩は黙っててではないっ、という所もAS組もまた

成長しているんだと感じられる小さなエピソードだったと思います。

10話は静香の問題解決回、お父さんに認めてもらわなきゃという気持ちにとらわれ、

忘れていた大事なものに気づき、一歩先へ進んでいく。

この回はしほしずがいい、志保の少しぶっきらぼうで口数は少ないけれど、

優しい部分が見える回、同時にせりパパで少しの笑いもあるんだけど。

10話で、2話と同じ構図で背中を押される静香、でも押された後はしっかり前を

向いてステージへ進む。

歌う中で、押された二人の手が翼になるシーン、これ周りの反応から考えると、

みんなにも翼が見えているということでしょうかね。

2話の39人ライブシーンもそうですが、ある意味リアリティがないこういうシーンは

ニチアサだからこそいれているんじゃないだろうかと思いました。

最後、静香パパは昔静香の歌に助けられたことを思い出し、静香がアイドルを続ける

ことを了承してくれました。

静香がステージに立つ前日、未来と翼とPが静香パパを説得しに行くシーンも泣けました。

未来ちゃんは、本当に誰かのために全力になれる子ですよね。

翼も、9話で美希に本気じゃないでしょと指摘され、父親に認めてもらおうと

必死にがむしゃらにレッスンする静香、静香のためにお父さんに本気の想いをぶつける

未来、二人を見て大事なことに気づく回でもあります。

11話、シアター組39人でシアターで合宿をする回。

アニマス系恒例のあの民宿でなく、シアターでというのは逆によかったです。

6話以降、Teamとして動いていたみんながまた集まってというのが素敵なんですよね。

4話で集まって、6話で一度分かれて、11話でそれぞれが成長した姿で集まる。

王道だけどこの流れは好きです。

未来ちゃんがじゃんけんで負け続けて泣いているシーンがかわいいです。

11話後半、遂にシアターのこけら落としが始まります。

11話後半→12話、ほぼ全てライブシーンです、これは強気な構成だなと思いつつ、

やはりミリオンはライブなんだと見せつけるいい流れですよね。

ちなみに11話で詩花が出てきます、この11話は全部がではないですがリアルの

ミリオンライブ2ndをモデルにしている所がちらほらあり、実際詩花の中の人が

2ndライブ関係者席にいたんですよね。

ライブはDreamingからスタート、これっ、今TV放映を見ている自分にはTVで

どうなるのかが楽しみ。

映画では、未完成のThank you、2幕終わり時のWelcom、そしてここでDreaming。

TVではWelcomをどこで流すのか。

そして、ミリオン知ってるならもうこの流れはおわかりでしょうw。

このDreamingの時に舞台袖で出番を待つ翼の表情はマジでかっこいいです、惚れる。

トップソロは翼のロケットスタート、バックダンサーにロケット団っ。

回想で流れる翼とPのやり取り、翼の変化が見られます。

ここで11話が終わるんですが、最後の最後に気になる描写。

これ、リアル2ndライブ経験者の方々はもしやと思ったらしいです。

最終話12話、ほんと、ほんとこの話だけでも映画館で見て欲しい、ガチで。

Team3rdからソロ曲2連、Team5thのバトンタッチっ。

そして奈緒、杏奈、風花のSV。

この時、観客席の春香が「みんなずっと待ってたんだよね、この時を」と

いうんですが、これがあらゆる人に刺さる言葉なんですよね。

作中のミリオンのみんな、見ている我々、アニメ化をずっと待っていたキャスト。

この三人とSV、これでわかる人にはわかるんですよね、自分は知らなかったんですが。

SVを歌う3人、この時の奈緒まじでめっちゃかわいいっ。

このまま進めば最高のライブになると確信する源P、しかしここで。

11話最後の描写からの機材トラブルが発生します。

音響が止まってしまい戸惑うステージの3人、そこで千早が叫ぶ。

思わずアニマスの千早アカペラを思い出さずにはいられない。

そこで3人もアカペラで継続、さらに観客のみんなも歌ってーと杏奈が声をかける。

そして無事に終わるSV、しかし復旧しない音響システム。

今までのあがりにあがったテンション、空気、みんなの気持ちが一気に凍り付く。

ここからの流れはまじでやばい、10回見たけど、たぶん10回とも泣いてた。

一度中断したほうがという提案に「止めたくないんですっ」と叫ぶ源P。

何もできないけどじっとしていられず走り出す未来。

その時、観客席で変化が。

ここは是非自分で見てくださいっ。

ちなみに、この音響トラブルの流れ、2ndライブで実際にあったことがモデルです。

自分もこの後、2ndライブのBDを買ってきてみました。

全く同じではないけど、これ現地で経験してた人やばかったんじゃないかなあ。

音響が復活し、紬の瑠璃色金魚と花菖蒲が始まります。

個人的に12話ライブの中でどれか一つあげろと言われたら、SVではなくこれを

あげてしまうと思います。

まじでかっこいい、ステージの演出もやばい、一旦消えかかった火がこの曲で

炎に戻るというか、素敵です。

その後上がった炎を安定させるかのような歌織さんのハミングバード

そして、最後にTeam8thの最後の曲で幕を閉じます。

3幕を10回も見に行ったのは、この12話が大きかったです。

自分は映画を見る時は真ん中の真ん中に近い位置を取るのが普通なんですが、

12話は色々な位置から見ました、あのライブシーンは前の方で見た方がよかった。

迫力が違った。

そして3幕最後、Brand New Theater! が流れます。

最後、これからもみんなで進んでいこうという未来のセリフ。

一人も手放さない、39人全員を主役として進んでいくこれがミリオンとわかる

いいセリフでした。

全体を通して本当にいいアニメでした、自分の中ではここ数年で一番かも。

作品としてでは、ゆゆゆシリーズが一番好きです。

ただ、アニメのクオリティという意味では一番かなあ、ライブシーンはこれを

超えるの中々見れないのではないでしょうか。

ただ、やはり出番やセリフ、歌う歌わない等でキャラ格差が出てしまっていた。

それは他の人も不満にあげていました、特にTeam7thかな。

全体で、いちぽむが1~3話、6話、9~10話を取っているから、どうしても

他のキャラの出番が減ってしまうのはしょうがないと思う。

ただ、他記事で上げる予定ですがシャニマスの1章先行上映を見て、自分はミリアニが

進めたこの方向性、全体の構成を推したい。

いちぽむをメインにすえることで、話のわかりやすさ、見やすさ、ミリオンを

知らない人でも楽しめる方向に出来る限り近づけられた。

ミリオンファンだけを満足させるものじゃない、新規勢にも少なからずいいアニメ

だと思ってもらえるんじゃないでしょうか。

その上で、残りの限られた中で既存ファンを楽しませる工夫がまじですごい。

というか、リアルライブのエピソードをアニメに落とし込むのはほんと脱帽した。

綿田監督は本人がほんとガチやっかいなPなんだw、インタビューで言ってた、

他の人に作ってもらって文句言う羽目になるなら、自分で作って文句言われた方がいい。

この覚悟と、それに見合ったミリオン愛をこれでもかと見せつけられた。

一番最初に3幕を見たとき、綺麗に終わりすぎて2期やらないほうがと思った。

でも、その後綿田監督をさらに知るにつれ、この人が作れば2期だろうが3期だろうが

絶対面白いという信頼が見えた。

だから2期やりましょう、BD特装版全部買います。

ぴょん吉が夢で書いた2期、俺らPで実現させてやろうっ。