ルートダブル Before Crime After Days AD5本目

何かネタバレうんぬん書くの今更ですね、ただ個人的には√beforeの方がネタバレがあるとあれかなと思ったので。
まあすげー簡単に行ってしまいますとシックスセンスですな、あの映画と同じ。
自分も最近になってもしやと思いましたが、よく文章を読み返してみると確かにそうなんですよね。
気付いたのは、自分結構ルートダブルのOPムービーが好きで見てるんですが、そこでユウリがパァっと光の粒になって消えちゃう所。
後は、9/16にいきなりラボに現れた時ですね、あそこで核心しました。
それまでも細かい伏線描写があったのに、地味に見落としてたというか、見落とすような(気付く人は気付くレベル)書き方されてたんだなと。
何よりこの違和感に気付けない原因がましろだったということ。
ラボに現れた時も、サリュは明らかに? になっている所でましろはユウリの名前を出してくる。
天川博士の部屋に入る直前も、「ユウリと何を話していたの」と聞いてくる。
このましろの行動のせいで、あれ、思い違いかなと思わせてしまう、これがうまいと思いました。
シックスセンスは実は見たことないのですが、果たしてどちらが気付きにくいのかw。
でもってましろん見直したというか、この娘はすげー、9年間もあんたすげーよ、俺感動したぜ。
自分のせいでという自責の念と、夏彦を助けたいという思いからの能力習得、それを利用してあたかもユウリがいるかのように振舞う。
健気じゃないですかあ。
そして√beforeをクリアした事で最後の√Currentがでてきました。
そう、√After、√Beforeを終えてなお、残る謎が多数ありますからね。
√After、√Before、どちらも最初は謎だらけですが両方の√をやることでそれなりな部分は見えてきます。
が、同時になんで√Afterにユウリがいるのか(しかも全員に認識されている)、殺されていた人達は誰にやられたのか、搬出リフトの外で死んでいた少女は。
原子炉などないこの研究所では何が行われていたのか(この部分は多少推測ができますが)。
もう一つ面白いのは、どちらのルートから始めるかで人物に対する印象みたいなものがガラリと変わる事。
これについては公式HPや説明書にも書かれてましたね。
自分は√Afterから始めたので、主人公は基本的にいい人で、夏彦達が騙されているか勘違いをしているのかと思ってました。
後半で主人公がテロリストである事がわかりましたが、記憶を失った後の彼は恵那の言うとおりとてもそんなことをするような人ではないもんで。
所が、√Beforeをやってみると、明らかに夏彦側が正しいというか被害者で、√Afterの主人公は悪者です。
ある事件の前と後、関わるキャラクターを2つのルートに分けて描写する事で、そこら辺をうまいことだしてるかなと思いました。
√Currentで残された謎が明かされるのが楽しみです、早く続き読みたいよん。