未来ノスタルジア 2タルジア

ネタバレありよ


現在最後の杏奈ルート攻略中です。
今時点だと、シナリオ抜きキャラだけなら、


杏奈>>ノノ>伊織>ハル=未来の詩>雫>かなた>ヒナ>詩


シナリオは


詩>=伊織>ノノ>>ヒナ


ですね。
自分の中で驚いてるのは、ノノが随分と上にいる事。
ノノがどんなキャラかというと元気系の妹キャラですね、馬鹿ではないと思ってるんですが。
なんだろう、この娘は楽しいというか、こんな妹ならいたら楽しそうみたいな感じですね、おっぱい大きいしw。
すごく兄になついてるからかなあ。
このゲーム、伊織もヒナもなんですが、ツンデレキャラの毒舌レベルが少し強い感じがありますね、あそこまで行き始めると自分は少し苦手かも。
その点で ノノ>ヒナ なのかな。
シナリオなんですが、最初に伊織クリアしました。
というか、杏奈ルートが他キャラクリアしないといけないの知らなくて、気づいたら伊織ルートになってました。
伊織は簡単にいうと、実は過去に主人公と会ってました系タイプ、でもってシナリオは超能力関連の話にはよくある伊織の力の暴走ですね。
最終的に杏奈の助けでそれも収まるんですが、正直主人公がねえ。
陽一は嫌いではないです、それはヘタレではないと思うから。
ただ、ノノシナリオ以外の陽一はかっこよくない、後ビジュアルもか。
だからそこまで好きになれてない感じがあります、ヘタレじゃないから嫌いにはならないけど。
伊織シナリオは、杏奈が二人を助けることで暴走を止められるけど、そのために杏奈が力を使い果たして未来に戻ってしまうというもので。
どうやら、杏奈のいる世界(シュタゲ風に言う世界線ですね)は、主人公と伊織がくっついた後の世界線ぽいです。
だから、杏奈の目的は伊織とくっつかせない、或いは伊織の暴走を止める事。
ただ、それだと一箇所だけ負に落ちない点がでちゃうんで、もしかしたら詩ルートは伊織とくっつかないけど詩ともくっつかなかった世界線かも。
伊織の暴走で主人公も体に負担を負って、伊織を死なせてしまった負い目からどっかいっちゃって、暴走で受けた負担が元で早死にしてしまうという未来なんですが。
杏奈のいた世界線では、少なくとも主人公は死んでるっぽいんですよ、んで死ぬ理由のようなものが伊織ルートしか見当たらない。
後は、ノノルートだと杏奈が「これでいいの」みたいな言い方するんですよね。
これは、伊織以外とくっつけばとりあえず主人公の死を回避できるから、という意味なのかなと。
こんなの見た事ないって話ではないし、超能力系はそれなりに見てるので、話のパターンが決まってしまう所ではありますが、杏奈が消えちゃうシーンは悲しかったですね。
続いてノノシナリオ、こっちは主人公の両親の事故の真相とかがでてきたり。
ノノが超能力を封じる力を持っている事で主人公の能力が使えなくなるんですが、その状態で伊織がノノの未来を予知して、このままじゃやばいぜと教えてくれて、
最終的に事故現場に瞬間移動して、ノノを助けるというお話。
全シナリオの中で主人公が一番かっこいい。
正直、杏奈の未来に関わらない双子シナリオはどちらも少し薄いんですが、それでもヒナと比べるとノノシナリオは大分よかった。
んでヒナなんですが、これはなんか何もなかったかな。
超能力関連の話も広がらないし、少しだけ兄と妹(義理)が付き合う事がうんちゃらあったくらいで、他は驚くほど何もなかった。
別にこれがToHeartですならいいんですが、能力系の話で全くそれがないのは・・・。
最後に詩、ちなみに杏奈が一番願っていたのが主人公と詩がくっつく未来。
こちらは少し変わってて、詩が主人公とくっつくことでみんなでいつまでも仲良くという環境が変化してしまい、詩がそれが嫌だなと言ったことを聞いて、
主人公が無意識に二人が付き合っていた記憶をリセットする暗示能力を、周りの人達にかけてしまうというお話。
また、みんなでに杏奈が含まれているため、彼女の時間跳躍能力も封じられてしまい、最終的に伊織、杏奈、主人公でその状況をどうにかしようとする。
このシナリオの中で、杏奈が詩に自分がきた未来の姿を見せるんですが、そこで主人公、小さい杏奈、詩が観覧車に乗ってるシーンが出てくるんですよ。
先ほど伊織の所で一点負に落ちない事があるといったのがこれで、杏奈が伊織ルート未来から来たとしたら、主人公は伊織が死んだ後どっかにいっちゃってるはずで。
なのに二人で杏奈を引き取っているのはどうしてかと。
考えられるのは、主人公は結局詩の所に戻ってきた、もう一つは詩ルートでの未来はやっぱり伊織とも詩ともくっつかなかった未来かですね。
でも、伊織との話をちょろちょろ見てると、やっぱり未来は伊織ルートに感じるんですよね、つかどちらともくっつかなかった未来なら主人公が死ぬファクターがないし。
何よりどっかいっちゃったままなら、そもそも主人公と詩と杏奈の関係ができあがらないですもんね。
最後は、二人共が周りのみんなよりも相手を想うくらい好きになればいいんだという事で、そこからリセット能力が綻び、杏奈が未来に帰ると。
杏奈が望んだのは主人公の死の回避ですが、それ以上に主人公と詩にくっついて欲しかったというものがあったんだなというのが、このシナリオでとても感じられました。
だから、杏奈の想いがよりかなったという事で、シナリオ的には 詩>伊織 かなと。
つか、全員クリアしないと杏奈シナリオにいけない扱いとかからもわかるように、これぶっちゃけ杏奈ゲーなんですよね。
個人的にも杏奈はかなり好きなタイプというか、主人公が情けないこともあり、杏奈が主人公兼ヒロインだよと言ってもいい。
普段は主人公を手玉に取ったり、伊織をからかったり、あまり真面目な態度を見せないんですが、ふと見せる悲しそうな表情とか、自分が願っていた二人の姿を見た時のやさしそうな表情とか。
最悪伊織を殺そうと決意して現れる伊織シナリオ、なんとしてでも主人公と詩に幸せになって欲しいって思いをぶつけてくる詩シナリオ。
未来から過去にやってきて、未来を変えてやるんだって強い思いと、この時代で幸せに生きているみんなに、誰一人不幸になんてなって欲しくないという葛藤が垣間見えたり。
ビジュアルもそうですが、声、性格とかも含めて、風音担当キャラの中でも上位に上がるキャラですね。
ただまあ、それ故に杏奈が気に入らないとこのゲーム自体もどうなんだろうというのはあるのかも。
杏奈ルートですが、現代にずっとい続けられないことも考えると、結局杏奈は未来に帰るんだろうなと。
だから、最終的に未来で二人がくっつく、のかなあ。
杏奈自身の主人公を好きって気持ちも本物、でもきっと、詩とくっついて欲しいって気持ちも本物で、そこら辺の葛藤も入ってくるのかもですが。
時間跳躍系だとここ最近ではシュタゲですね、でもシュタゲは意識というか記憶だけ過去に戻すような感じなので、少し毛色が違います。
時間跳躍に限らないんですが、異世界から、未来から、この手のタイプは前にも書きましたが、確定した別れが最初から決まっているので、ちょっと卑怯ではあるんですよね。
奇跡のバーゲンセールなんて時代がありましたが、この手の恋愛ゲーだと、大半はこの別れとそこからの再会の部分で感動させようとするというか。
それがどちらかの死という形でもあり、記憶の消去という形でもあり、消滅や成仏という形でもあり、今回でいう帰還でもあり。
ただ、この中でも帰還に関しては、ほぼ初めからわかっているものじゃないですか、だから話を進めればいつかきてしまうものみたいな。
そうと分かっていながらも別れのシーンがジーンと来てしまうのは、そこにいきつくまでにどれだけ気持ちを盛り上げられるかなんでしょうけども。
未来からの時間跳躍は2種類あって、過去を変えることで未来も本当に変わってしまうパターンと、もう一つは過去を変えるとこの世界の未来は変わるけど、
戻る未来は変わらない未来で、二つの未来ができるパターン。
個人的に前者ならわかるんですが、後者って完全な自己満足になっちゃうんですよね。
戻っても死者が生き返るわけでもない、どこか自分の認識できない所で、並行未来で幸せに暮らしてるのかなあと思うくらいでしょう。
だからこそ、後者なのに未来からわざわざやってくる方が、なんというか決意の強さみたいなのを感じたりします、個人的には。
DBもそうでしたね、ブルマが言っていた自分の時代はもう変わらないけど、こんな未来があってもいいんじゃないかって気持ち。
そういう気持ちを持つこと自体は簡単ですが、そのために実際にタイムマシン作ろうとか、自分で過去を変えてやろうって意思は、生半可なもんじゃ生まれない気がしちゃうんですよね。
ほんと、主人公のかっこよくない部分も杏奈がカバーしてる感じw、杏奈はいい女ですよ。
つかメインヒロイン風音のゲームが久しぶりなもんで、今更また風音熱が上昇したっ。